外向きにセッティングされたおひとりさま席は、南アルプス黒川の谷を舞台とした劇場です。冬が過ぎると茶屋名物の桜が目の前いっぱいに広がり、夏の終わりには蜻蛉の群集が光の粒子となり踊り出す、幻想的な光景が始まります。この幸せな風景を独り占めしてはもったいないというのが、木楽茶屋のルーツなのです。